ここ数日、自分たちのベッド周辺のWi-Fiが悪くてネットが何も触れず…
5月1日(月) → Viana do Castelo (宿. Santa Luiza Hostel)
距離 26km(アプリ距離、実距離不明)
歩行時間 7時10分〜17時半ごろ
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イカしたランボルギーニ |
今日はしばらく海岸沿いを行って内陸を通り、少し大きな街に向かいます。
今日は教会開放率も高い。「巡礼」と言う感じ。巡礼者の像やサンティアゴ巡礼の象徴のホタテ貝をモチーフにしたデザインも増えてきた。
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古の巡礼者の像 |
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最後の晩餐の模写? |
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ホタテ貝をデザインしたステンドグラス |
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聖書でイエスが弟子をとる一場面 |
今日は5月1日メーデー、どうやら黄色い花を玄関先や車に飾る習慣があるみたい(しめ縄、昔は車にも付けてた)。
今日歩けばサンティアゴまで200㎞を切ります。
巡礼っぽい(日本の街道的な)道も。懐かしいユーカリ林とその匂い、リスボンからの内陸の道を思い出します。
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川の水、きれい |
山の上にある教会、今日泊まるアルベルゲ。教会とは別の近代的な建物が宿だけど。
リマ川に掛かるエッフェルが設計した橋を渡って街へ。長くて風が強い!でも下を流れる川の河口がすごくきれい!
と、ここまではよかった。
教会はあの山の上、ケーブルカーで行けるはずなのでインフォメーションセンターで聞こうと探すが見つからない。やっと見つけたと思ったらドアに貼紙「このQRコードで地図読み込んで使って。Wi-Fiあるからそれでね」…休みかよ!
仕方ないのでケーブルカー乗り場まで行ってみる。これまた遠い&坂道。着いた。営業停止中。なんだとーっっっ!!!!
ヤバい、歩くと40分以上かかるらしい。しかも完璧坂道、40分で済むわけない。禁じ手、タクろう。巡礼の「道」を行くわけじゃないのでよかろう。しかし例の地図に載っているタクシー乗り場にはタクシーなんぞおらん。とうとう友人がタクシー配車アプリまでおとして登録、なんとかなりそう。じゃあ食料調達してからタクシー呼ぼう。
…出た、メーデー祝日。スーパーが一切開いてない。ちっちゃな商店も然り。何度この祝日攻撃にやられたことか。てか、インフォメーションセンター!祝日だからこそ働けよ! もういい、時間も17時を過ぎている、宿に行こう、これまでみたいに宿にちっちゃな売店あるやろ。このウロウロしている時に地図のタクシー乗り場とは違うところでタクシーがいるのを見かけていたのでそこでしばらく待ってみる。だめか?…
来たー!さっき見かけた運ちゃんだ。ウチらが乗りたそうにしていたのを見てたのかも。外国でタクるのはちょっと怖い。ぼられるかもだし、どっか連れて行かれるかもだし。が、背に腹はかえられぬ、「この教会に行きたいんだけど」「オッケー」ちゃんとメーターもあるし動いているから大丈夫そう。そしてベンツのワゴン車、初めてベンツに乗りました。でかい、広い、快適! 山道をクネクネと上り、宿の真ん前まで行ってくれた。普通にホテルの建物。「オブリガード!(ポルトガル語でありがとう)」と車を降りて入口へ。
…出た、呼鈴が無い、番号入力の電子錠だけがある。嫌な予感、追いメールで番号来てるパターン? するとタクシーの運ちゃんが「あっちあっち!」と2階の入口を指差す。あーなーんだ、よかった。すると近くにいたおっちゃんがやっぱり1階だと言ってる風。運ちゃん「電子錠の番号、受け取ってるはずだよ。確認してみて。」…ウチらの電話、Wi-Fiないと使えまてーん。そしたら今度は2階のテラスにいたおにーちゃん達に声をかけた。そしたらおにーちゃん「わかった!、降りるから待ってて!」この人ただの宿泊者。きっと私達の様子から上手く入れないと察知した運ちゃん、本当にありがとうございます!
結局メールをよーく確認すると電子錠の番号が書いてあり、部屋も文面に書いてある。しかもここではパスポートチェックなど一切無し。勝手に入って勝手に色々使って勝手に出て行けと。そして普通はオーナーなりがキッチンや風呂・トイレ、洗濯場所などを案内するけど、全てそのおにーちゃんが教えてくれた。これまたおにーちゃん本当にありがとうございます!
そしてまたもや食事難民。宿には自販機のみ、店は教会が観光スポットなので観光客向けのカフェしかない。今更どうしようもないので、カフェでビールとサンドイッチ(…めっちゃ高かった)、自販機でお湯に入れたらできるスパゲッティを購入、あとは手持ちのお菓子でしのぐことに。
とりあえずここの教会は素晴らしいので閉まる前に見に行くことに。色々あった(あり過ぎ)けど、この教会は見る価値あり、よかったー。
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渡ってきた橋が見える |
宿泊者は若者ばかり。同室のコ達はみんな歩いて上がって来たらしい。口が裂けてもタクったなど言えない、シークレット。明日は歩いて下りよう…