2023年5月28日日曜日

5/18 ・19 マドリッド・バラハス空港へ、帰国します!

無事帰国しましたが、日々の雑事に忙殺され、こちらの作成が滞っていました。


5月18日(木)〜19日(金)
 マドリッド・バラハス空港から帰国へ

今日は帰国の途へ。9時過ぎの飛行機なので7時前には空港に着きたい、で、タクシーの予約は6時。ただ予約アプリからなので本当に来てくれるか不安だらけ。万一タクシーが来ない場合も考えて、予約場所は大通り沿いの24時間フロントが開いている近くのホテル前、最悪そこでタクシー呼んでもらうつもり。日本でのシステムは知らないけど、予約の30分前までにアプリから車のナンバー・運転手の顔写真が送られてくることになっている。
情報を着信、よかった。あと何分で到着、と何度か連絡も入り予定よりも早めに到着の連絡が。結構ちゃんとしてるんだなー。こちらも早めに向かうことに。大通りに出ると流しのタクシーがたくさん走っている…。あんなに色々考えて予約したのに。

もちろんまだ真っ暗

無事に該当ナンバーの車発見、マドリッドでは空港までの運賃は定額、予約なので手数料は上乗せされるかもだけど、メーターを気にしないでいいので安心。こっちの車は結構スピードを出す。街中出るとずっと100㎞以上出してる。高速道路じゃない気がするけど。20分くらいで到着、手数料は無しだった。

チェックインカウンターにはインド系の家族連れ多数。みんな荷物は巨大で大量。いちいち重さなり数なりがオーバー、しかも手荷物7㎏も超過してるみたいで、手続きが揉めている。単身者も荷物オーバーでチケット取り直し?そのまま出ていった。手荷物までも計量してチェック済みタグがつけられるけど、こんな大荷物の客がいるから厳しく計量とか必要なんだと思った。

入国審査のお兄さんはとってもフレンドリーだったけど、出国審査のおやじは無愛想な上に隣の審査官と喋ってばかりで「オラ!(こんにちは)」も無し。感じわるっ。私もパスポートひったくってやった。
搭乗口に移動するとほどなくして乗機時間、集まっている乗客を見ると少なそう。このままの人数で飛んでくれるとありがたいんだけど。

よかった!お客さん少ない!しかも後ろはトイレの壁で前の座席は空席、これだったら7時間耐えられそう。

朝食

早速機内食、マトンのハンバーグとお米。中東独特のスパイスも入ってるけど、全然大丈夫。サラダはクミンとかが効きすぎてちょい残念、スイーツはなんかクリーム状のもので上にあっまーいそぼろがのっている、甘すぎて終了。でも美味しかったー。


2回目の機内食。これ、行きも出たけど、なかなかヘビーなシロモノ。チキンかピザか選ぶのだけど、どちらもこのミートパイ形状。カロリー・重さ共にずっしり重く、全く動かない機内で完食する勇気はない…。味はまあ美味しいんだけど。

行きほどキツイ思いはせずにドーハ空港に到着。

何か有名なテディ・ベア

中東の服装をしている人もたくさん

9時間の待ち時間、おみやげ何か買わないと。というのも、日本だとだいたいどこに行ってもお菓子類のおみやげが多数、だけどスペインはそんなものほとんど無くて、あるならチョコレート。しかもスイス製だのベルギー製だので全然スペインのものじゃないし。そういえばポルトガルもそんな感じ、ヨーロッパはお菓子おみやげ文化は無いのかなぁ。で、ドーハ空港に賭けたのです。

しかし、お菓子は色々あるけどこれまた外国のお菓子ばかり、ネスレやらロシェやらどこでも見るやつ。ただ「デーツ」というナツメヤシの実が有名らしく、どんな味かはわからないけどこの辺あたりが妥当なラインかなと。だけどそれよりも重大な問題があることに気がついてなかった…。

おみやげ屋さんを軽く物色したあと、先ずはビールを飲もうと店を探すもここはイスラムの国、スペインではふつーにあったビールメニューが全く無い。やっと見つけたカフェ兼レストランみたいな店、ビールと軽いおつまみを注文。



…メニューの「ビール」欄にあったアイリッシュ・ビール。嘘つけ!アップルシードルやんか!最悪。食べものも微妙、伝統的な料理で何かのコロッケだと言われたけどその何かがわからないけどとりあえず頼んでみる。食べてもわからない。非常に残念なビールタイム。

が、先述のとおり、ここで重大なことがわかった。会計時に恐ろしく物価が高いことが判明。あのニセモノビールが1,600円近くもした!結局合計5,600円くらい、たったこれだけで、しかも飲みたくもなかったシードルに…。
ここカタールはアジアで最も物価の高い国になったこともあるらしく、円為替も1カタール・リヤルが40円弱。もちろん現在の円安も影響していると思うけど、いずれにしても気安くモノを買える感じじゃないと認識。
待ち時間9時間のあいだに、この旅でとてもお世話になったバーガーキングを見つけていたので旅の締めでハンバーガーでもとか思ってたけど、改めてリサーチしてみるとこれまた1個1,600円、水も1本600円、もう恐ろしくて何も買えない…
とにかく必要最小限のものを価格と相談しながら買い物、幸いドライフルーツ系は比較的安くなんとかゲット。恐るべし産油国、やっぱ金待ちだ。

飛行機好きの夫のために奮発
でも他国で買うのと価格はあまり変わらない

搭乗時間まで「サイレント・ルーム」という男女別々の部屋(さすがイスラムの国)でおとなしく過ごすことに。水も無いけど我慢、お腹が減ったら行動食で持ち歩いていたとんがりコーンもどきをポリポリ。なんて淋しい旅の最後…


仁川行きは残念ながら満席状態でほぼ韓国人。機内に入り自分たちの座席を見ると、あれ、隣同士の席じゃない!なんで?料金払って座席指定したのに!そう言えばドーハまでの座席も指定した覚えのない位置だったから、勝手に変えられた可能性もあり?最悪。でも自分の隣のお兄ちゃんが替わってくれたので事なきを。…10時間、真ん中の席で他人に挟まれるとか勘弁。

夜中2時過ぎ発、真夜中にもかかわらずやっぱりブランチという名の機内食が出た。そういえば乗り込む時にCAのおねえさんに「グッドモーニング!」と言われた。今回の食事は待ってました!って感じ。もう時間も時間であんまりお腹空いてない感じになってたけど、スパイシーチキンカレーが出てきたらめちゃくちゃ美味しくて、空腹なのも思い出した(写真、撮り忘れた)。

しばらくすると、東に向かっていることもあり何となく外が明るく。あー、この明るいうちに到着するんだーって思うとちょっと10時間も耐えられる気に。音楽聴いたり、テレビ見たりして何とかやり過ごし、無事に仁川に到着、ここまで来たら気分はもう日本に着いたも同然。
機内を出るとなんだか湿気を帯びたムワッとした空気感、あー、帰ってきたのねー、東アジアに。

乗り継ぎ時間もあまり無いので、さっとおみやげものを見ようとしたけど、全てハングル表記、英語表記すらないものも(でもなぜか価格表記はドル)。以前のように日本語話す店員さんもいないし、買い物はかなり難航。そういえばキムチなんかもすごい広いスペースで販売していたけど、今はちっちゃな冷蔵庫一ヶ所のみ、もうわざわざ韓国で買う人いないのかなぁ。

最後の機内でも機内食、プルコギ風のごはん。外国に行ったら現地の食べものを食べて、和食とか全く食べなくても平気だけど、やっぱり馴染みのある味を食べるとホッとする。あっという間に日本に到着です。

今は日本への入国も自分でパスポートを機械にかざして終了、入国スタンプがもらえないのがさみしい。そして今回、税関申告もネットで事前にできるようになってた。たまたまコロナ関連の手続きで登録しておいたサイトでできることがわかったのでやってみることに(今はコロナ関連手続は廃止)。バーコードかざせばOK的な感じ。と思いきや、やっぱりデジタル庁のやること、機械にはバーコードだけでなくパスポートもかざす必要が。事前登録した意味ないやん!アホな会社でWEB申請したのに原本も出せ的なお粗末さ、余計な金をかけて、しない方がマシだと思う。

家までの帰り、晩ごはんがまだの夫、ずっとたべてるけど何かお腹空いている私、牧のうどんかリンガーハットで迷い、野菜たっぷりリンガーハットへ。久しぶりに美味しかった!

帰ったら、あずきが待っている♪ でも覚えてる?猫は三日で忘れるとか言うけど。散々みんなに「忘れられてるよー」って脅されたけど、とりあえず玄関まで迎えに来てくれた!
ただいまー、あずき!



最後に、受け取った巡礼証明書と距離証明書を。
なんとか歩ききり、無事帰国できました!


巡礼証明書《和訳(ネットから引用)》
私たちスペインの保護者であるサンティアゴの墓に誓願を立てるために、世界中から訪れてきた、忠実な巡礼者に対して、使徒サンティアゴの祭壇の印章の保管者であるサンティアゴ大聖堂の大司教は、この文書をもって、 この巡礼者 tomo が信仰心をもってこの聖堂を訪れたことを証明する。 
証明のあかしとして、この聖堂の印章を押したこの証明書を2023年5月9日にサンティアゴデコンポステラにて授与した。

こちらは距離証明書。


これは2023年4月10日にポルトガルのリスボンを出発して2023年5月9日にスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩いてやって来た、というのを証明するもの。

ザックにホタテの貝殻を下げていれば巡礼者
左は証明書を入れる筒

今回、歩いて外国を旅することができ、ポルトガルやスペインの親切な人たち、外国の親切な巡礼者にもたくさん出会え、日本とは違う綺麗な景色をたくさん見られて、本当に良かったなぁと思う。日々色々なトラブルに見舞われ(ほぼ友人に頼りきり)、毎日戦々恐々としていた感じではあったけど、結果的に今こうして無事に帰って来てるし、楽しいばかりではなかったけど、面白い旅だったかと。
初めての長期外国滞在、やったことのない長距離・長期間歩行、考えてみると本当にクレイジーな旅だったけど、終わってしまうと何だか淋しい感じ。でももっかいやる?って聞かれたら今はもういいかなー、って答える笑。
そして帰ってきた今、ほぼ毎日違う宿に泊まっていたせいか、寝室で目が覚めると「ここどこだっけ⁇」って考える。そして見る夢もまだ旅行中の状態。まだしばらくはアタマの中は旅の中かもしれない笑。

本当に家族にも協力してもらい、いい経験をさせてもらいました。ありがとうー。
そして、一緒に行った友人には本当におんぶに抱っこ状態、申し訳なく思ってます。でもおかげですごい経験をさせてもらい、自分にとって素晴らしい旅になったと思ってます。本当に感謝です、ありがとうございました。







2023年5月21日日曜日

5/17 マドリッド 3日目

5月17日(水)Madrid 3日目宿 Ava Rooms

今日は旅程最後の日で、予定はソフィア王妃芸術センター(美術館)とお買い物。昨日疲れてたのでちょっと遅めのスタート。とりあえず芸術センターに向かいつつお店を物色。

「クマとイチゴの木」マドリッドの紋章にも

カフェで朝のカフェ・オ・レ

ソフィア王妃芸術センターに着くと凄い行列、チケット持ってる人でさえ入館のために並んでる。風が強くて寒いなか1時間以上、今日は服を厚めに着て来てよかった。連日暑かったのもあり買った服、せっかく買ったけど出番が微妙…。

ここはピカソのゲルニカが所蔵されているところ。他にもダリやミロなどの作品が多く、またもや見どころ満載。ゲルニカのある部屋は写真撮影不可だったけど、実際にみると迫力が凄かった。ダリの作品も初期の頃のものや、知らない作品もあってとても満足。





マドリッドの美術館は本当に凄かった。美術館の数、その所蔵数だけでなく、教科書に載っているような有名な作品だらけ。美術館巡りだけのためにマドリッドに行ってもいいと思えるくらい、絵画が好きな人にとっては魅力的な街だと思う。

下が見えないくらい高い

お昼ごはんを食べないままだったので、バルを探すけど適当な店が見つからない。結局繁華街まで戻って、良さげな店に。ここ、大アタリだった!店員さんがとても親切で、ワインも違いを丁寧に説明してくれたり。味もコスパもグッドでした。

右下はずっと謎だったメニュー頼んでみた
冷製スープ「サルモレッホ」


地下もいい感じの雰囲気

明日は朝早い飛行機なので今日のうちに準備を済ませないといけないので、晩ごはんは宿でとることに。巡礼の旅締めくくりに相応しいかな。

建物も空も、やっぱり素敵


晩ごはんメニューも巡礼の旅の最後に相応しいカップラーメンとオレンジ、生ハムの残りもの。

オレンジはポルトガルの方が美味しかった

明日の飛行機は9時過ぎの便。空港までの行き方を色々考えた結果、友人が配車アプリをダウンロードして呼ぶことに。本当に友人の対応力・行動力には頭が下がります。最後の最後まで本当にありがとうございます。






2023年5月18日木曜日

5/16 マドリッド 2日目

 5月16日(火)Madrid 2日目宿 Ava Rooms

今日も朝からいい天気

今日は教会と美術館巡り。
一つ目の教会は「サン・イシドロ教会」。スペイン初のイエズス教会でその後マドリッドの守護聖人イシドロを祀るように。彼は農民で色々な奇跡を起こした人らしく、安置されている柩の遺体は腐敗しないままだそう。





その次は「アルムデナ大聖堂」。20世紀に唯一ローマ法王によって献堂式が行われた教会だそうで、建物自体や飾られている像や絵、ステンドグラスのデザインはとても現代的。








現代風で綺麗で洗練されている感じだけど、自分は昔ながらの古い教会の方が好きかなぁ。

この教会の隣はスペイン国王の宮殿、皇居のように見学ができるようで、長い行列ができてた。


次は「サン・フランシスコ・エル・グランデ教会」。アッシジの聖フランシスコが巡礼の時に建てた礼拝堂が起源で珍しい円形の教会。アッシジといえば以前行ったことがあって、とても綺麗な田舎町。その時の添乗員さんが気の利いた人で、朝早くに教会にお願いして腐敗しないままの若い修道女の人の遺体を見せてもらったのが印象的。祭壇の奥には沢山の絵画が展示されていて美術館のよう。





美術館のように絵画がたくさん


元々は2件の修道院も見たかったけど、人数制限ありの予約制、この日は空きがなく、残念ながら諦めることに。

お昼からは美術館へ。その前にお昼ごはん。


このパエリアは海鮮の味がして美味しかった

ティッセン・ボルネミッサ美術館へ。ここには私の大好きな画家サルバドール・ダリやピカソ、ミロ、エル・グレコなど有名どころの作品も所蔵で見どころ満載。

ミロ





エルグレコ
ドガ
ゴッホ
そしてダリ、初期の作品も結構あった。


かなり満足の美術館。次はプラド美術館へ、ここは18時〜20時まで無料開放していて、こんなシステム、日本にもあったらいいのに。17時半前には到着したけど既に結構な行列。とにかく沢山有名な絵があるので、並んでる間に見る順番を打ち合わせ。
…だけどこのプラド美術館、他の美術館とはレベルが違った。もちろん所蔵も多いのだけど、絵の綺麗さが全く違う。修復が行き届いているのか照明が上手なのか、何かわからないけど全ての絵が鮮やかで本当に感動を覚える。残念ながら写真撮影は禁止だけど、その分しっかり鑑賞できた気が。


ボス「快楽の園」、ベラスケス「ラス・メニーナス」、アンジェリコ「受胎告知」などなど、本物が見られるなんて凄いこと。他の作品、その他の画家、とにかくキリが無い。
朝からずっと動きっぱなしでプラド美術館に着いた時はお目当て見たらとっとと帰ろう、くらいに思ってたらすっかり元気に。たった2時間で観るような美術館じゃありませんでした。また必ず観に来ます、ごめんなさい。

プラド美術館を出るとやっぱりどっと疲れが。興奮してアドレナリンが出た分その反動が大きかった。探し回って入ったバルはコスパ超悪、大ハズレ、ホテルで飲み直すことに。

手前の茶色いのは豚の皮を揚げたやつ?

レンチンごはん食べてビール飲んで終了。

疲れて写真撮ってない ごはんのパッケージだけ









5/18 ・19 マドリッド・バラハス空港へ、帰国します!

無事帰国しましたが、日々の雑事に忙殺され、こちらの作成が滞っていました。 5月18日(木)〜19日(金)  マドリッド・バラハス空港から帰国へ 今日は帰国の途へ。9時過ぎの飛行機なので7時前には空港に着きたい、で、タクシーの予約は6時。ただ 予約アプリからなので本当に来てくれるか...